地球の歴史、生命の歴史では、隕石や化石を手がかりに、人類が少しずつ解きあかしてきた生命と地球の物語の片鱗をご紹介します。


温室効果とマグマオーシャン

 地表はどろどろに溶けたマグマの海です。はるか上空にあつくたれこめる雲のうずは赤くかがやき、マグマの放つ光をうつして、いっそうにぶく光っています。今からおよそ45億年前の地球は、さながら灼熱地獄。水蒸気や二酸化炭素、一酸化炭素からなる濃い大気は、マグマの熱にたえまなくゆらめいています。このすさまじい熱のため、ぶあつい原始大気の層のなかでは、はげしい対流が起きています。いきおいよく低温の超高層まで運ばれる大気は、あっというまに冷やされ、雲をつくり、雨を降らせます。しかし、その雨はまだ地上には届きません。摂氏1500度をこえるマグマの海に届くまえに、蒸発してしまうのです。そして水蒸気はまた流れに運ばれ、雲となります。あつい雲を切り裂き、ときおり隕石がマグマの海をたたき、かきみだします。


40億年前の地球イメージ図
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